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アダルトチルドレン

心の傷は、いろいろな場面でつきます。

親が思いもよらないことで傷ついています。

先生のなにげない言葉でも傷ついています。

周りの大人や友人のひやかしなどでも傷ついています。

言葉だけではなくて、態度や行い、表情でも傷つきます。

その原因を見てみましょう。

①存在の否定
「あなたが生まれたから、お母さんはやりたいことができなかった」
このようなセリフは、生きていることに罪悪感を持たせることになります。
生きていてはいけないと感じて、自分が存在することに傷ついてしまいます。

また、
「本当は、男の子がほしかったんだよ」
「おまえはお父さんに似て頭が悪い」
などの言葉も、存在を否定させる言葉です。

②現状の否定
「お兄さんらしく、弟の面倒をちゃんとみなさい」
「お前はまだ子どもなんだから、そんなことをしなくていいんだよ」
これらは、子どもではいけない、大人になってはいけないなどのメッセージを与えています。
どちらも、現状のあるがままを認めたものでなく、現状を否定しています。

③感情の否定
「遊んでばかりいないで、勉強しなさい」
「あぶないから、そんなことしちゃいけません」
「この服あなたにピッタリよ。これにしなさい」
子どもが感じている感情を否定し、親にあわせようとする。
それが進行すると、すべての感情を否定して、感じなくなってしまいます。

④創造の否定
「苦労は買ってでもしなさい」
「あなたは何をやってもダメな子だよ」
うまくいく能力はないという否定的な暗示をかけています。

⑤健康の否定
病気になったときだけ優しくされる、というようなことを学ぶと、
病気がちの子どもになって、親の関心を引こうとします。

⑥所属の否定
「あんな程度の低い子たちと遊ぶんじゃありません」
「あんな人たちと仲良くしたくないのよ」
仲間意識、コミュニティーに対する否定的な表現により、非社交的な子どもになってしまう。
劣等感やエリート意識などとして、表面化する場合もあります。

このように、
ほとんどすべての人が言われているような言葉で、子どもは傷ついていきます。


アダルトチルドレンというのは、「大人子ども」という意味なので、大人になっても子どものままの人、という風に思われがちです。

ところが、そうではありません。

子どもの頃に大人の役をやらされて、子どもの経験を充分しないまま、大人になってしまった人のことをいいます。

アダルトチルドレンは、アルコール中毒の家庭での現象として、アメリカで発見されました。

しかし、その後、どんどん現象の幅が広がっていき、子どもの頃に受けたなんらかの心の傷や家庭環境などで、その後の心の発達に影響があ る人のことをいいます。

どんな人も、子どもの頃に親や大人、友人などから言われたことで、心に傷を負っていることはあります。

しかし、子ども心に、それを真実だと思い込んで、しかも、大人の自分でも信じてしまっていることで、不都合なことはたくさんあるので す。

10年も20年も、何十年も昔に親や大人から言われたことを、いまだ真実として心の奥に宿しているのです。

世の中が進歩したり、親たちの知識不足だったりしたことも、まったく疑わずに、正しいことと思い込んでいるのです。

それが、親から子へ、子から孫、その次へと、代々受け継がれてしまうのです。


どんな人も、アダルトチルドレンの部分はあります。

それがあなたの幸せの方向に向いている間は、いい躾だったのです。

もし、それがあなたを悪い方向へ向けているなら、自分で自分を育て直さなくてはなりません。

心理療法などで、自分を育て直すことが、幸せを感じるための手段となります。


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