2009 年 1 月 8 日

大切なものを失ったとき

カテゴリー: 本の紹介, 親子関係 — zense @ 10:12 PM

人は大切なものを失ったとき、否認、怒り、取り引き、抑うつという段階を通って

最後に受容へといたります。

最初は否認によって自分を守り、やがて理不尽な事態に怒りを感じ、

次には失ったものを取り戻す手段を探し求め、それがうまくいかずに

深い悲しみに沈み、時間をかけて喪失を受け入れていくのです。

その受容の末に、希望や笑いが少しずつ戻ってきます。

けれど何かの原因でグリーフの段階が途中で止まってしまうと、

悲しみは癒されずに残ります。


『子どもを生きればおとなになれる―「インナーアダルト」の育て方』
クラウディア ブラック 著
水沢 都加佐, 武田 裕子 訳




時が解決してくれる。

そんな風に言われますが、しっかり嘆くことが必要なんですね。

子ども時代に、いろいろな大切なものを失ったときに、

「男だから・・・」とか、「そんなの新しいのを買ってあげるから・・・」

などと言われるだけでも、

子どもは思いっきり嘆くことができず、

癒されないまま残ってしまうのです。

HTML convert time: 0.426 sec. Powered by WordPress ME