大切なものを失ったとき
人は大切なものを失ったとき、否認、怒り、取り引き、抑うつという段階を通って
最後に受容へといたります。
最初は否認によって自分を守り、やがて理不尽な事態に怒りを感じ、
次には失ったものを取り戻す手段を探し求め、それがうまくいかずに
深い悲しみに沈み、時間をかけて喪失を受け入れていくのです。
その受容の末に、希望や笑いが少しずつ戻ってきます。
けれど何かの原因でグリーフの段階が途中で止まってしまうと、
悲しみは癒されずに残ります。
『子どもを生きればおとなになれる―「インナーアダルト」の育て方』
クラウディア ブラック 著
水沢 都加佐, 武田 裕子 訳
時が解決してくれる。
そんな風に言われますが、しっかり嘆くことが必要なんですね。
子ども時代に、いろいろな大切なものを失ったときに、
「男だから・・・」とか、「そんなの新しいのを買ってあげるから・・・」
などと言われるだけでも、
子どもは思いっきり嘆くことができず、
癒されないまま残ってしまうのです。
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