いい子
人は自分を守るために、いい子でいるために、
親の許しを乞うために、自分を罰するために、
自分の中から、自分の一番ほしいもの、
自分の最も大切なものを、締め出してしまう。
完全に締め出したころには、
自分が大切なものを締め出したことすら忘れている。
完全に締め出すとは、
自分がそれを思い出すこともないと言うことだ。
そして、何年か経ったある日、
あなたは自分の心の中に、
大きな空洞があることに気づく。
自分の中心にある、暗くて虚しい穴。
あなたは、それを埋めようとして、ほしくないものを買い、
食べたくないものを食べ、自分を壊すまで酒を飲み、
ギャンブルをする。
それでも穴は埋まらない。
なぜなら、あなたは今でも大切なものを締め出し続けているから。
あなたが自分に持つことを禁じたもの、
感じることを禁じたものは、何だろう。
どんな姿勢で、どこに力を入れて、
締め出し続けているのだろう。
締め出すことさえやめれば、
自分がほしかったもの、
自分の大切なものは、自然に流れ込んでくる。
穴はいつのまにか埋まっている。
『依存からの脱出―欲求を形にするゲシュタルトワーク』
原田 成志 著
ゲシュタルトセラピーで世界的に活躍する原田先生の
やさしさに満ちた詩がたくさん入った本です。
読むだけでできるギャンブル依存からの脱出ワークも入っています。
セラピーに満ちた詩が多いので、また何回かご紹介しますね。
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