2008 年 11 月 10 日

いい子

カテゴリー: 心理療法 — zense @ 9:17 PM

人は自分を守るために、いい子でいるために、

親の許しを乞うために、自分を罰するために、

自分の中から、自分の一番ほしいもの、

自分の最も大切なものを、締め出してしまう。

完全に締め出したころには、

自分が大切なものを締め出したことすら忘れている。

完全に締め出すとは、

自分がそれを思い出すこともないと言うことだ。

そして、何年か経ったある日、

あなたは自分の心の中に、

大きな空洞があることに気づく。

自分の中心にある、暗くて虚しい穴。

あなたは、それを埋めようとして、ほしくないものを買い、

食べたくないものを食べ、自分を壊すまで酒を飲み、

ギャンブルをする。

それでも穴は埋まらない。

なぜなら、あなたは今でも大切なものを締め出し続けているから。

あなたが自分に持つことを禁じたもの、

感じることを禁じたものは、何だろう。

どんな姿勢で、どこに力を入れて、

締め出し続けているのだろう。

締め出すことさえやめれば、

自分がほしかったもの、

自分の大切なものは、自然に流れ込んでくる。

穴はいつのまにか埋まっている。



『依存からの脱出―欲求を形にするゲシュタルトワーク』
原田 成志 著




ゲシュタルトセラピーで世界的に活躍する原田先生の

やさしさに満ちた詩がたくさん入った本です。

読むだけでできるギャンブル依存からの脱出ワークも入っています。

セラピーに満ちた詩が多いので、また何回かご紹介しますね。

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