2008 年 10 月 7 日

慈しみの心

カテゴリー: スピリチュアル, 本の紹介 — zense @ 8:58 PM

「ルース・デニソンは、思いもよらない仕方で慈しみのレッスンを

教えてくれました。彼女は生徒たちが皿洗いをしている最中に

台所に入ってくるのです。それ自体、先生がするようなことでは

ありません。生徒たちの様子を見回して、鍋をこするのに注意が

足りないとか文句をつけます。「何だって! この瞑想の先生は

台所にやってきて鍋の洗い方を教えるっていうのか」と生徒らは

思います。彼女は鍋の内側をこするのにどのたわしを使って、

銅製の底にはどれを使うかについて詳細な指示を与えます。

当初はムッとしたものの、生徒たちは彼女が鍋に対する思いやりを

実践しているのだということを理解しました。つまり、ある意味では

鍋にもそれなりの命があって、彼女はそのお世話をしていたのです。

私たちの中には、成長の過程で鍋やフライパンのようなものは

重要ではないという態度を身につけてしまう人たちもいます。しかし

気づきと慈しみを修行すると、すべてのものが世話するに値するという

理解が育まれてきます。すなわち、私たちがあらゆる物に対して

思いやりをもって関わるとき、私たちは自分自身に対して思いやりを

もって関わっているのです。」



『やさしいヴィパッサナー瞑想入門』
アリンナ ワイスマン, ジーン スミス著



動物にも、昆虫にも、植物にも、みみずだって、おけらだって、

鉱物や石、砂、塵や埃にも、

人工物にも、

すべてに慈しみの心を持てるのですね。

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