2008 年 6 月 26 日

可能性療法

カテゴリー: 心理療法, 本の紹介 — zense @ 11:39 PM

以前、ビル・オハンロンという方のエリクソン入門という本を紹介しましたが、

こちらの本のほうが、さらに楽しく短期療法が勉強できます。

『可能性療法』です。


可能性療法の基本5ステップ

1. 承認と可能性
  承認して、可能性を切り開くこと。そして、徐々に未来に目を向けていく。

2. 見方を変える
  リフレイミングなど。

3. 問題と目標
  問題と目標の明確化する。

4. 内的資源
  クライアントの中の内的資源を見出す。もしなければ、他に探す。

5. 行動を変える
  行動パターンを変えるように援助する。


こんな感じです。

このそれぞれについての例がいくつも書かれています。


それでは、いくつか抜粋してみましょう。


クライエント 私はダメな人間です。やることなすこと失敗するんです。
セラピスト それでは、私には変わった提案があります。来週、あな
たにわざと5つの失敗をしてほしいと思います。そして、それを納得
ずみで失敗してください。もし、うまく失敗できたら、あなたは成功し
て、ある体験をすることができるでしょう。もし失敗することに失敗し
たら、それは明らかにあなたが成功したことになります。これは必ず
成功する計画です。もちろん、あなたがおじゃんにしなければね。


クライエント 考えが、ただ、ずっと堂々巡りになるんです。
セラピスト それがよくなるのは、夜ですか、朝ですか、夕方ですか、
それとも仕事中ですか。


クライエント 私はみんなを遠ざけてしまうのです。だから、誰もそ
ばにやって来れないんです。
セラピスト 皆が離れた所にいて、自分を守るのが上手なんですね。
どんな風にしてそうできるんですか。


書いているうちに、一休さんや、彦一トンチ話を思い出しました。

あの方たちも、すばらしいセラピストだったんですね。


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