2008 年 6 月 24 日

てっぺん

カテゴリー: 心理療法 — zense @ 11:54 PM

今日は、てっぺんという居酒屋の創業者、

大嶋啓介社長の講演会にいってきました。

居酒屋てっぺんの朝礼は有名で、オープン前から声がかれるほどで有名です。

僕も、2年前くらいに朝礼見学に行ったことがあります。


今回の僕の氣づきは、そういう経営哲学のことではありません。

大嶋社長が福島正伸さんから聞いた話なんだそうですが、

親が疲れている、または、家に帰って子供の前で、

「疲れた~」とか言っていると、

子どもは親を嫌いになり、大人になるのがイヤになる、

というのです。


確かにそうでしょうね。

子どもは、親の言っていることは聞かず、

親のやっていることを真似します。

それくらい、親のことをよく見ています。

でも、そんな大好きな親が、自分と遊んでくれず、

仕事で疲れてたら、仕事が嫌いになるでしょう。


反面教師にして、

自分はそんな仕事で疲れる大人になりたくない

大人になりたくない

働きたくない

となっても不思議ではありません。


とはいっても、今の世の中、しかも、この生産性向上、リストラ時代に、

帰ってきても、いつも元気バリバリというのは、けっこう難しいですね。

それに、僕もそうですが、

そんな風な親を見て育ってきた人が、多いのではないでしょうか。


では、まず、やらなくてはいけないのは、

自分の中のそういうトラウマを取り除くこと。


仕事は辛い、つまらない、疲れるもの。

大人になったら、人生の終わり、夢も希望もない。


そんな既成概念の刷り込み、トラウマを解消するために、

心理療法、催眠療法はとても役立つのではないか?


そんなことを考えながら、大嶋社長の話を聞きました。


参加者にも既成を取り払ってチャレンジする、すばらしい講演会でした。

ミルトン・エリクソン入門

カテゴリー: 心理療法 — zense @ 12:22 AM

ミルトン・エリクソンという人は、催眠を使った心理療法の一つの元祖です。

同じ催眠療法でも、前世療法みたいな方法ではなくて、

トランス状態にして、無意識、潜在意識に直接働きかけるという方法です。

と書くと、やることは前世療法のアプローチも同じようですが、

ミルトン・エリクソンという人は天才だったため、

わさわざじっくり催眠文を唱えなくても、

すぐにトランス状態に入れたり、

トランスに入れたのか気づかないうちに治療が終わっていたり、

とにかく、患者がなぜかよくわからないけど、いつのまにか症状が治った、

という治療が多いようです。


エリクソンを分析した人たちが、NLPを作ったり、

ブリーフセラピーというのや可能性セラピーというのを始めたり、

ほかにも、いろいろな流派があります。


今回のこの本、

『ミルトン・エリクソン入門』は、

可能性セラピーというのを作ったビル・オハンロンという人が書いた本なので、

ミルトン・エリクソンの中のあまり催眠的でない治療例がたくさん挙げられています。


それでは、いくつか引用してみます。


 12歳の少年が、おねしょが治らないということで、母親とひどく格闘していた。
エリクソンは、母親に、毎朝4時か5時に起きて、息子のベッドが濡れているか
どうか調べることという課題を与えた。もし濡れていなければ、子供を起こさず、
またベッドに戻ること。もし濡れていれば、子供を起こして、子供に書き方の練
習(その成績が非常に悪かった)を、7時までさせること。
 症状がなくなっただけでなく、父親と彼の関係も、学校の成績もが改善された。


 6歳の指しゃぶりの男の子。彼は左の親指だけをしゃぶっていた。エリクソン
は言った。それじゃあ不公平だよ。他の指も、同じくらい時間をかけてあげなきゃ。
右の親指もしゃぶるよう、最終的には、他の指も全部しゃぶるように、と少年は
告げられた。
 指しゃぶりを左の親指と右の親指に分散させるだけで、指しゃぶりの習慣が
すぐに50%減少した。


 ヌード男性が頭上に浮かんでいるという幻想を持っている女性が、エリクソン
の面接室にやってきた。エリクソンは、男たちを面接室のクローゼットに置いて
いきなさい、と彼女を説得した。次にまた彼女の精神病エピソードが出現した
時、エリクソンは、それをひとつずつマニラ封筒の中につめて、彼の面接室ま
で持ってくるようにさせた。このことによって、彼女は仕事においても、人間関
係においても、適切に振舞うことができるようになった。女性は、時折、精神病
エピソードの詰まった封筒を置きに、あるいはそれを見るために、エリクソンの
面接室を訪れた。エリクソンは、彼女が他の町に引っ越した後も、ずっとその
封筒を保管していた。彼女は、たまに彼の面接室まではるばるやってきては、
彼女の症状が繋ぎとめられている封筒を点検していったものだった。




こちらの本です。

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