2008 年 8 月 2 日

脳の3つの基本プログラム

カテゴリー: 心理療法 — zense @ 9:55 PM

NLP(神経言語プログラミング)の考え方で、

脳の特性について勉強してみましょう。


1.脳は空白を作るとそれを埋めようとする
2.意識は同時に2つ以上のことをとらえるのが苦手である。よって焦点化が起こる。
3.脳は快を求めて痛みを避ける。

『NLPの基本がわかる本』より
山崎 啓支著


脳は、質問したことに対して、自動的に答えを出そうとします。

潜在意識も総動員して、答えを出そうとします。

ど忘れしたときなど、あとで何でもないときになって、フッと思い出したりします。


脳は、一度に一つのことしかできません。

何かに集中してしまいます。

これがいい方向に行くと、集中力になります。


脳は、いやなことを避けて、楽な方へ向かいます。

なにか、ひどく辛いことがあると、それがトラウマになって、

恐怖症になります。


この3つの考えは、ある意味、それぞれリンクしているんですね。

空白を埋めることが、快感になるし、

焦点を決めることにもなります。

焦点を決めないと、わけがわからなくなるので、不快になります。


このように、脳のプログラムを知っているだけで、

ど忘れしたときも、安心して忘れたままでいられます。

何かを勉強するときは、脳を空白にしておけばいいんですね。

他人が、意味不明の行動をしたときは、「あれが気持ち良いんだな」

と言ってあげられるかもしれません。

何かにあわてて、パニクった時も、何か一つのことに焦点をしぼれば、

なんとかなるかもしれません。


このことを知っているだけで、いくつかの悩みは解消すると思いますよ。

考えてみてくださいね。

2008 年 7 月 26 日

偏愛マップ

カテゴリー: 心理療法, 成功法則 — zense @ 11:53 PM

齋藤孝教授の提唱するツールに、

『偏愛マップ』というのがあります。

本にもなっています。

これは、A4くらいの1枚の紙に、自分の好きなものや凝ってるもの、

今までの人生でハマったものや、人生のできごとなどを、

できるだけいっぱい書き込むというものです。

マインドマップとはちょっと違いますね。

宝マップとも違いますよ。

そして、この”偏愛マップ”の使い方はカンタンで、

書いたものを他人と見せ合うのです。

すると、フシギフシギ、

すぐに共通の話題ができて、しかも親近感がまし、

信頼度もアップして、仲良くなれるというのです。


心理学を学んでいる方はお分かりでしょうが、

ラポールという状態ですね。

ラポールという言葉は、通常、「信頼関係」と訳されますが、

「一瞬にしてラポールを築く」という使い方があるように、

すぐに仲良くなるということです。

ラポール作りなどでよく使われるのが、

出身地や出身校の話です。

名刺に偏愛マップが書いてあれば、

話は早いですが、そんな人はほとんどいないので、

初対面の人と話すときには、

できるだけ早く”偏愛”しているものを探すといいんですよね。


ある自己啓発の講師は、航空会社のカウンターの人とすぐにラポールを

築いて、確実に座席をアップグレードできるそうです。

まあ、エコノミーでは窮屈そうな大男なので、やりやすいでしょうけどね。


『偏愛マップ』
齋藤孝著

2008 年 7 月 25 日

できるようになるために

カテゴリー: 心理療法 — zense @ 11:53 PM

僕もセミナーなどで、次から次へと勉強していることもありますが、

それは知識を探しているだけです。

本で読んだり、感銘したことを書いたりしていますが、

それは、書いた方が自分の記憶に残りやすいからという理由です。

まー、みなさまが、1冊まるまる読まなくても、

てっとり早く知識を得るお手伝いをするという目的もあります。


ということで、セミナーや本で学んだことは、

失敗したり、恥ずかしい思いをしたりしても、

実際にやっていかないと、できる状態なはなりません。

自己催眠やイメージトレーニングで練習するという手段もありますが、

実際にゆっくり時間をとってやってみることが必要でしょう。


自転車の練習のように、何度もこける覚悟で乗ってみたり、

教習所でビシビシしごかれるのを覚悟しないと、

上手にならないですよね。


知識をできる段階へもっていくために、

僕が行っている心理療法ワークショップなどにも、

ぜひ、ご参加くださいね。

8月は、いろいろ計画のあるため、開催日は未定なんですけど(笑)

2008 年 7 月 10 日

ミラクル・クエスチョン

カテゴリー: 心理療法 — zense @ 10:38 PM

マジック・ワンド(魔法の杖)クエスチョンともいいます。

「今晩、あなたが眠っている間に奇跡が起こって、あなたが

セラピーにやってきた問題が解決したとします。あなたは

どうやってそのことがわかりますか? 何が違うでしょうか?

次の日の朝、奇跡が起こったとわかると、どんな違いに

気づくでしょうか? あなたの配偶者は、どんなことに

気がつくでしょうか?」


     『ブリーフセラピーへの招待』より

昨日と同じく、『ブリーフセラピー』の中での強力な質問、

ミラクル・クエスチョンをご紹介します。

問題解決セラピストの先生、矢野惣一先生も、

この質問の力を絶賛しています。


人間の脳は、質問されると答えるようになっています。

質問がないと、答えが出ないのですね。

「なぜ、リンゴが木から落ちるのだろう?」とか、

「人が生きるのはなぜだろう?」とか、質問しないと、

その考えは思い浮かんできません。


うつになったり、何かに悩んでる人は、その中にどっぷり漬かって、

別の質問をしていないことが多いのです。

そんな時に「もし、奇跡が起こって、何もかもうまく行ったら、

あなたはどうなってますか?」

と質問することで、解決策が浮かんでくることもあるのです。

また、解決策がまったく浮かばなくてもかまいません。

そんな質問をすることによって、潜在意識はそれからずーっと

答えが出るまで考えてくれます。

いつか、ピーーンと答えがひらめくことでしょう。


このミラクル・クエスチョンで重要なことは、

うまく行ったらどうなっているかを、具体的な姿で想像することです。


だれかと幸せにどんなことをしている、とか、

どこに住んで、どんな生活をしている、とか、

どんな仕事で、どんなに人に感謝されているか、など、

楽しい想像をしてくださいね。


2008 年 7 月 9 日

パターンを変える

カテゴリー: 心理療法, 本の紹介 — zense @ 9:47 PM

なにかイヤな症状があるときは、その出現パターンを変えてみる手があります。

そのパターンは、これだけあります。

1. 症状/症状パターンの頻度/割合を変える

2. 症状/症状パターンの持続時間を変える

3. 症状/症状パターンの起こる時(1日/1週間/1ヶ月/1年のうちの)を変える

4. 症状/症状パターンの起こる場所(身体上の・環境上の)を変える

5. 症状/症状パターンの強さを変える

6. 症状の質あるいは状況を変える

7. 症状をめぐる出来事の順序を変える

8. 早送りをさせる(つまり、症状の起こり始めから終わりへとジャンプする)

9. 起こっていることの連続性の一部分またはすべてを妨害したり、起こる前に妨げたりする(「脱線化」)

10. 連続性に(少なくとも)1つの要素を付け加えるか、減らす

11. 全体的な要素をより小さな要素に分ける

12. いつもの症状パターンをとらずに、症状を起こしてもらう

13. 症状を起こさずに、症状パターンだけ起こしてもらう

14. パターンを逆にする

15. 症状パターンの発生を、他のパターン、例えば通常望ましくない体験、
避けたい活動、あるいは望まないが達成困難なゴールと結びつける


これは、短期療法(プリーフセラピー)の手段ですが、

ミルトン・エリクソンの例を見てみましょう。


・肺気腫と高血圧があり、太りすぎて、酒の飲みすぎ、食べすぎ、
ヘビースモーカーのクライアントに対して、こんな指示を出した。

-タバコは1回に1個だけ、町の反対側の店で買う。食料品は、
数キロ歩いて、1食分を買いにいく。酒は、家から遠いバーで、
1杯ごとに店を移動して飲む。


・13歳の少女が、親から攻撃的で怠け者で、非協力的で役立たずということで、
セラピーにやってきた。

-少女は、エリクソンから、「親をうまく騙すことができるかな?」と尋ねられて、
指示に同意した。次の数週間、少女は親にわからないように親を喜ばせること。
そして、親がどんなに詮索したり予測しても、すべて否定すること。両親に対しては、
少女がしたことを見つけて、リストに書くようにと指示した。数週間後、少女は特に
変わったはずはないのに、親がなにかにつけて少女の好意を感じるようになって
問題は解決した。


・ある過食症の女性が、1時間もむちゃ食いをするとやってきた。

-むちゃ食いの時間を2時間にするように指示された。


・いつも口論する夫婦。

-口論を始めたら、夫は浴槽に行って服を脱ぎ、浴槽に漬かるように、
その間、妻は服を着たままでトイレに座って、口論を続けるよう指示された。


・禁煙を望んだ弁護士。

-もしタバコを1本吸ったら、2本目のタバコを吸う前に、それまでずっとためていた
仕事を15分間するように指示された。


『ブリーフセラピーへの招待』
ブライアン・ケイド/ウィリアム・H・オハンロン
亀田ブックサービス

2008 年 7 月 7 日

少女パレアナ

カテゴリー: 心理療法, 本の紹介 — zense @ 10:08 PM

その昔、愛少女ポリアンナとしてアニメ放映されていた

原作を読みました。

『少女パレアナ』ですが、本当は、アニメのようにポリアンナと発音するのが正しいらしいですね。

僕は、アニメの頃には少々青年となっていたため、

そんなによく見た覚えはないのですが、存在は知ってました。(笑)


アニメでは「よかった探し」。

原作では「喜びの遊び」。

心理療法的には、「リフレーミング」です。


どんなことでも、喜べることを探す。

みんなに希望を与えるこのゲームが町中に広がっていくのは、

ペイフォワードを思い起こさせますね。


この「喜びの遊び」は、単なるポジティブシンキングや

楽観主義とは違う方法だと思います。

どんなできごとにも喜びを見つけ出して、感謝できるのですから、

とても強力なリフレーミング力でしょう。

また、この「喜びの遊び」では、人と比べて優越感で喜ぶのは、

ダメと、ちゃんと教えているところもすばらしいですね。


それでは、アニメのオープニング映像をどうぞ。





2008 年 7 月 5 日

行動の裏の意味

カテゴリー: 心理療法, 本の紹介 — zense @ 8:17 PM

1. 外からの刺激に対する反応に関しては、いくつもの選択の可能性をもつべきだということ。

2. いくつかの可能性の中からひとつを選ぶ選択が、本人も自覚しないうちに行われている場合があること。

3. 問題をかかえている人であっても、適当な条件のもとでは、それを解決するだけの能力や素質を持っていること。

4. 人間の行動は、たとえ本人が望んでいないにしても、何らかの意義を持っているということ。

5. ある人の行動がいかに奇妙に見えようとも、その状況のもとでは、その人にとって最もふさわしい行動であるということ。

特に、最後の「行動の裏の意味」を無視して治療を進めてしまうのは、間違いなのです。


ある女性が20キロほどの減量に挑戦しました。減量自体は
うまくいきました。しかし、すぐにまた太ってしまいました。
減量はできるのですが、その維持ができないのです。何度
やっても結果は同じでした。「立て直し」の準備段階として、
彼女の分身について調べてみましたが、減量を拒むような
ものは見つかりませんでした。
 彼女の肥満の原因となっていたのは、意外なことに、結婚を
拒んでいる分身だったのです。つまり、その分身は、彼女が
減量し、その維持に成功すれば、スタイルがよくなって
魅力的になり、男性から結婚を申し込まれるだろうと考えたのです。
さらに、結婚を申し込まれたら、それを冷静に判断することは
できないだろうと考え、これは彼女のためにならないと判断しました。
そこで、結婚をはばむ手段として肥満を選んだのです。


このように、行動の裏の意味を考えないと、うまくいかない理由が

わからなかったりするんですね。


この話は、下記の『王子さまになったカエル』から引用しました。

NLPのカンタンな入門書として、オススメです。

NLPの入門書も、心理療法系と成功哲学系の2種類があるんですが、

これは心理療法系です。

なぜか中古も高いので、図書館でどうぞ。

2008 年 7 月 4 日

アメリカの催眠療法

カテゴリー: 心理療法 — zense @ 11:43 PM

今日は、リチャード・ニーブス博士の催眠療法セミナーに行ってきました。

催眠療法について、また新しい視点を学んできました。


1.催眠お産(ヒプノバース)

ニーブス先生の友人で、催眠お産をしている方がいらっしゃるそうです。

薬も使わず、無痛、無ストレスでお産ができるよう、催眠状態にするんだそうです。

これは、スゴイ!

確かに、催眠でペイン(痛みの)コントロールもできるので、

そういうこともできるでしょう。


2.胎児への催眠胎教

お腹の中の赤ちゃんに催眠療法して、お母さんに協力してもらう。

まさか、赤ちゃんに催眠療法するなんていう概念は、

まったく持っていませんでした。

驚きの催眠療法です。


3.人は一瞬で変われる

催眠療法により人は、一瞬で変われるのですが、

残念ながら、変わったという実感がなくて、何回もセッションを受ける人がいるそうです。

私も、一瞬でセッション終了できるよう、これからも勉強していきます。


4.人は自分が原因だということに氣づくためにセラピーを受ける

これは、重要なことですね。

自分の人生は自分が作る。

自分が責任持って良くしていく。

ということですね。


アメリカには、催眠療法の協会がいっぱいあって、僕もよくわかりません。

しかし、アメリカのサイコセラピストは大学院で学ばないとなれないそうなので、

みんな博士なのですね。


はるばる日本へ教えに来るだけあって、

とてもわかりやすい解説と実例を揚げてくださいました。

2008 年 7 月 2 日

心理療法の基本

カテゴリー: 心理療法, 本の紹介 — zense @ 10:13 PM

 ミルトンは10歳の頃、ウィスコンシン州の小さな町に住んでいた。
そこへ、ジョーという名うての悪党が長い刑期を終えて戻ってきた。
それから4日もしないうちに、町の商店が3件、夜間に襲われた。
住人は震え上がった。ジョーは手のつけられない暴れ者で、刑務所
の内も外もなく数々の暴力沙汰を起こすような人間だったからだ。
その頃、町からそう遠くないところにスージーという名の娘が住ん
でいた。まだ独身で歳も若く、父親は裕福な農場主だった。ある
日スージーは父親に頼まれて町まで用足しに来た。その辺りを
うろついていたジョーは、歩道のスージーの行く手をさえぎった。
ジョーがスージーをじろじろ眺め回すと、スージーも同じようにジョー
を眺め回した。ジョーは、「今度の金曜、ダンスに付き合わないか?」
と誘った。スージーは、”好みのうるさい”ことでは町でも評判の女性
だったが、しばらく考えて、「あなたが紳士なら、かまわないわ」と
答えた。ジョ-が道を開けると、スージーはそのまま歩き去った。
 翌朝、先般襲われた3軒の店先には、盗まれた品々の詰まった
箱がいくつも置いてあった。なくなったものはなかった。その日、
ジョーはスージーの農場に出向き、作業員として雇ってもらった。
次の金曜、ジョーはスージーとダンスに出かけ、それからしばらくの
間、金曜が来るたびに連れ立ってダンスに出かけた。つまりジョー
は、どこから見ても紳士の名に恥じない行動を取ったのだ。ふたりは
翌年結婚し、ジョーは農場の経営を手伝うようになった。やがて、
ミルトンは小学校を卒業する時期を迎え、将来のことを考えるように
なった。ミルトンが高校ばかりか大学まで行こうと思ったのは、
このジョーがそうするようにと励ましてくれたからだった。ジョーは
他にも多くの子どもたちをそう励ました。当時すでに、ジョーは
教育委員会の委員であり、町の”中心人物”にもなっていた。
 ミルトンはこれを評して言う。「おわかりですか、ジョーが受けた
心理療法は、『あなたが紳士ならねかまわないわ』という一言です。
・・・心理療法は患者の内面で行われなくてはなりません。すべて
を行うのは患者であり、患者がその気にならなくては始まりません」。






ミルトンとは、今までもよく取り上げてきた、ミルトン・エリクソンのことです。

どんな人でも、たった一言で変わる可能性があるという話です。

この本には、NLPのことを中心に、いくつかの心理療法の解決方法が

書かれています。NLPの中級編の本ですね。

2008 年 6 月 29 日

クモ恐怖症

カテゴリー: 心理療法, 本の紹介 — zense @ 11:21 PM

人間は、すごい記憶力を持っています。

自分は忘れっぽい、という人も、実はすごい記憶力を持っています。

実は、脳というのは、いろいろなものごとを、ものすごい速さで、完璧に覚えてしまうのです。



クモに対する恐怖症を考えてみましょう。クモを見かけるたびに、

まちがいなく恐怖心を抱くというのは、驚くべき記憶力ではないでしょうか。

クモ恐怖症の人が、クモをながめながら「何てことだ、怖がり損ねてしまった」

などということは決してありません。そして、その恐怖症は、実はたった一回

のできごとからから発生している場合がほとんどです。つまり、死ぬまで覚え

ているような強烈な記憶が、一回きりの、ほんの一瞬によって形成されるの

です。

こういう恐怖症のように学習すれば、すごい記憶術になります。

                   『神経言語プログラミング』東京図書より


神経言語プログラミングとは、心理療法や自己啓発などで「NLP」と呼ばれているものです。

NLPという風に略すので、何のことかいまいちわかりづらいですが、

イメージや感覚を使って、脳のプログラムを変更するというような感じです。

セミナーは、何段階もあって、非常に盛りだくさんを扱うので、

とてもカンタンに説明してみました。


興味のある方には、このような入門書をお勧めします。

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