2008 年 6 月 28 日

症状の本当の意味

カテゴリー: 心理療法, 本の紹介 — zense @ 11:37 PM

身体の病気、心の病気、それに限ったことだけではなく、

運のよしあし、うまくいくこと、いかないこと、

すべてに隠れた本当の意味があるようです。


妻が長いあいだ閉所恐怖症で悩んでいることがわかった。彼女はエレベーターに
乗ることができず、そのため夫婦は高いビルの上にあるバーへ飲みに行くことが
できなかった。面接中、ビルの上に飲みに行くプランを立てるようにとすすめると、
彼女も夫も少し不安な様子を示し、妻はこの症状はちっとも不便じゃないし、あった
方がいいと思うという。さらに調べてみると、夫が高所恐怖症に悩んでいることが
わかった。しかし、この恐怖は、妻のほうに問題があって、夫のほうには問題が
ないということで、夫婦の間で合意されていて、これまで問題になっていなかった。
もし妻が閉所恐怖症に打ち勝ってエレベーターに乗れるようになると、夫がついて
いけないことが暴露されるのである。


妻が周期的にうつ状態に陥っている。夫が自分の心臓を心配して、自分で脈を
みたり、妻に医者を呼びにやらせたりするのは、妻がうつ状態に陥ってしまうとき
であった。そうなると、妻は怒りながら、心臓は大丈夫よ、と夫を励まし、それに
よって、うつ状態から立ち直ることができるのであった。夫が自信を取り戻すと、
妻は再びうつ状態になる。このように、妻のうつ状態は夫が心臓恐怖症をもつ
ことに関係し、夫の恐怖はまた妻のうつ反応に関係していた。


上記は夫婦療法の例です。

ほかにも、家族全体でそのような状態になっていて、家族療法を受けるという
こともあります。


人間の心は、だれか他の人との権力争いをしがちなんですね。

おっ、この権力闘争の話は、『聖なる予言』でもでてきましたね。

また、そのうち引用してみましょう。


今回の参考文献は、こちらです。

『戦略的心理療法』

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