ワイス博士の前世療法(続き)
前世療法の本で、
もう少し内容のわかる箇所があったので、
抜粋してみます。
エジプトでの前世体験です。
キャサリンというのが、クライアントのお名前です。
「この時代のどんなことが、あなたの今の人生に関係しているのですか?
あなたはなぜ、この時代に戻ってしまうのですか?
何か気にかかることがあるのですか?」
「宗教です」とキャサリンは即座に答えた。
「この時代の宗教です。恐怖の宗教です。恐怖です。
恐ろしいものがたくさんあります……すごくたくさんの神様」
「神様の名前を思い出せますか?」
「眼が見えます。黒い眼、……なんと言ったらいいのか……
まるでジャッカルのような鋭い眼つき、彼は銅像です。
彼は守護神の一種です……女の人が見えるわ。女神です。
髪飾りをつけています」
「彼女は何という女神なのですか?」
「オシリス……シラスかしら、そんな名だわ。
眼が一つ見えます。……眼……眼だけ。
くさりに眼、……金色だわ」
「眼が一つ?」
「そうです……ハトホルって誰かしら?」
「何だって?」
「ハトホルよ。ハトホルって誰のこと?」
私はハトホルという名は聞いたことがなかった。
でもオシリスなら知っていた(もし発音が正しければの話だが)。
オシリスはエジプトの主神イシスの兄弟であり、
しかも夫であった。あとでハトホルはエジプトの愛と笑いと
歓びの女神だということがわかった。
「それは神様の一つですか?」と私は聞いた。
「ハトホル、ハトホル」長い沈黙が続いた。「鳥……
平たい……平べったい、不死鳥だわ……」彼女はまた押し黙った。
「では時代を進めて、その時のあなたの最後の日まで
行ってください。死の直前まで行ってください。そして、何が
見えるか言ってください」
彼女は小さなささやくような声で答えた。
「大勢の人々と建物が見えます。サンダルが見えます。
サンダルです。きめの粗い布が見えます」
「何が起こっているのですか? あなたの死ぬ瞬間まで
行ってください。あなたに何が起こっていますか?
何が見えますか?」
「何も見えません……もう私が見えません」
「あなたはどこにいるのですか? 何が見えますか?」
「何にも……ただ真暗やみです……明かりが見えます。
とても暖かな明かりが」
というような感じです。
この後、人生の意味について、キャサリンの
マスターの答えがあるのですが、それはまた別の機会に。
前世療法は、ただ催眠に入るだけでなく、
催眠中の質問で誘導していく技術が重要だということが
お分かりいただけましたでしょうか?
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